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すべてのお客様に使いやすいHPを|店舗サイトのアクセシビリティ対策の基本と実践方法

8分で読めます
パソコンとスマートフォンでウェブサイトを閲覧する様子

「ウェブアクセシビリティ」という言葉を聞いたことはありますか?これは、年齢や障がいの有無に関わらず、すべての人がウェブサイトを快適に利用できるようにする取り組みのことです。大企業や行政のサイトだけの話と思われがちですが、実は店舗HPにおいてもアクセシビリティ対策は重要です。高齢のお客様がメニューの文字を読めない、視覚に障がいのあるお客様がスクリーンリーダーで情報を取得できない——こうした状況は、潜在的なお客様を逃しているのと同じです。この記事では、店舗HPで最低限対応すべきアクセシビリティの基本と、その実践方法をわかりやすく解説します。

ℹ️この記事でわかること

ウェブアクセシビリティの基本的な考え方/店舗HPで最低限対応すべき4つのポイント/アクセシビリティ対策がSEOに効果がある理由/今日からできる改善チェックリスト

ウェブアクセシビリティとは?店舗HPに関係ある?

ウェブアクセシビリティとは、高齢者、視覚・聴覚に障がいのある方、色覚に特性のある方、一時的にケガをしている方など、さまざまな状況にある人がウェブサイトの情報にアクセスし、操作できるようにすることです。日本では2024年4月に改正障害者差別解消法が施行され、民間事業者にも合理的配慮の提供が義務化されました。ウェブサイトも合理的配慮の対象に含まれるため、店舗HPも無関係ではありません。

また、日本の高齢化率は約30%に達しています。つまり、お客様の約3人に1人は65歳以上である可能性があるのです。文字が小さすぎて読めない、ボタンが小さくてタップしにくい、色のコントラストが弱くて見分けがつかない——こうした「使いにくさ」は、特に高齢のお客様にとって来店を諦める理由になりかねません。

店舗HPで対応すべき4つの基本ポイント

1. 文字サイズと読みやすさ

本文の文字サイズは最低でも16px以上を確保しましょう。14px以下の小さな文字は、老眼の方には読むのが困難です。また、行間(line-height)は文字サイズの1.5〜1.8倍が読みやすいとされています。フォントはゴシック体(sans-serif)を基本にすると、画面上での可読性が高くなります。

2. 色のコントラスト

文字色と背景色のコントラスト比は、WCAG(ウェブコンテンツ・アクセシビリティ・ガイドライン)の基準で4.5:1以上が推奨されています。薄いグレーの背景に白い文字、パステルカラー同士の組み合わせなどはコントラストが不足しがちです。無料のコントラストチェッカーツール(WebAIM Contrast Checkerなど)を使えば、簡単に確認できます。

3. 画像のalt属性(代替テキスト)

画像には必ずalt属性(代替テキスト)を設定しましょう。alt属性とは、画像が表示されない場合や、スクリーンリーダー(読み上げソフト)を使用している場合に、画像の内容を伝えるテキストのことです。たとえば料理の写真なら「特製醤油ラーメンの盛り付け写真」、店舗外観なら「○○店の正面外観」のように、具体的な説明を入れます。

4. キーボード操作への対応

マウスやタッチ操作ができない方は、キーボードのTabキーでリンクやボタンを移動し、Enterキーで操作します。すべてのリンク・ボタン・フォーム入力欄がキーボードだけで操作できるようにすることが重要です。また、現在フォーカスされている要素がどれかわかるように、フォーカスインジケーター(枠線のハイライトなど)を非表示にしないでください。

パソコンの画面を操作する手元
キーボードだけでも操作できるHPはすべての人に優しいデザインです

💡アクセシビリティはSEOにも効果的

alt属性の適切な設定、見出しタグ(h1〜h3)の正しい使用、十分なコントラスト、モバイル対応——これらはすべてGoogleが検索順位を決める際に評価する要素でもあります。アクセシビリティを改善することは、そのままSEO対策にもなるのです。

今日からできるアクセシビリティ改善チェックリスト

完璧なアクセシビリティ対応を一度に行う必要はありません。まずは以下のチェックリストをもとに、できるところから改善していきましょう。

  • 本文の文字サイズが16px以上になっているか
  • 文字色と背景色のコントラスト比が4.5:1以上か
  • すべての画像にalt属性が設定されているか
  • 電話番号のリンクがタップで発信できるか(tel:リンク)
  • ボタンやリンクが指でタップしやすいサイズ(44px以上)か
  • 見出しタグ(h1〜h3)が正しい階層構造で使われているか
  • フォームの各入力欄にラベルが紐づいているか
  • キーボードのTabキーだけでページ内を移動できるか

Googleの無料ツール「Lighthouse」を使えば、自分のHPのアクセシビリティスコアを簡単にチェックできます。Chrome ブラウザの開発者ツールから実行できるので、ぜひ試してみてください。

さまざまなデバイスでウェブサイトを閲覧する様子
アクセシビリティ対策は、あらゆるデバイス・利用環境への配慮です

まとめ:すべてのお客様に届くHPは、お店の価値を高める

アクセシビリティ対策は、特別な技術や大きな費用が必要なものではありません。文字サイズ、コントラスト、alt属性、キーボード操作——この4つの基本を押さえるだけで、HPの使いやすさは大きく向上します。そして、すべてのお客様にとって使いやすいHPは、お店の信頼感を高め、SEOにもプラスに働きます。「誰でも使いやすい」ということは、結果として「すべてのお客様に選ばれやすい」ということなのです。

MiseLinkのテンプレートは、文字サイズ・コントラスト・alt属性・モバイル対応など、アクセシビリティの基本が最初から考慮された設計になっています。専門的な知識がなくても、テンプレートを使うだけでアクセシビリティに配慮したHPを作成できます。

#アクセシビリティ#ユーザビリティ#HP運営#SEO#バリアフリー#ウェブ標準

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