スタッフが辞めたらHPはどうする?|美容室の人事異動とHP更新のリアルな対処法
美容業界の離職率は他の業種と比べて高いと言われています。厚生労働省の調査でも、美容師の3年以内の離職率は約50%というデータがあります。つまり、2人採用したら1人は3年以内に辞める計算です。
スタッフが辞めること自体は、残念ながら経営者がコントロールしきれない部分もあります。でも、HPの対応は完全にコントロールできます。「あのスタッフまだHPに載ってるけど、もういないの?」とお客様に言われたことがあるなら、この記事が役に立つはずです。
スタッフが退職したとき、HPで真っ先にやること
1. スタッフ紹介ページの更新(当日〜翌日)
退職したスタッフのプロフィールは、最終出勤日を目安に非表示にしましょう。「辞めたスタッフがまだ載っている」のは、お客様から見ると「情報管理がずさんな店」に映ります。
ただし、退職後すぐに削除するのが気まずい場合もあるでしょう。その場合は「退職しました」とは書かず、ただ静かに非表示にするだけで十分です。わざわざ退職の理由を公表する必要はありません。
2. 指名予約の導線チェック(翌日まで)
HPから特定のスタッフを指名して予約できる仕組みになっている場合は要注意。退職したスタッフの指名が選択肢に残っていると、お客様が予約してしまいます。予約システムとHPの両方から、該当スタッフの選択肢を削除してください。
3. SNSリンクの確認(1週間以内)
HPにスタッフ個人のSNSアカウントへのリンクを貼っている場合、退職後にそのアカウントで「独立しました!新しいお店はこちら」と投稿されることがあります。あなたのHPから競合にお客様が流れる導線を自分で作ってしまうことに。リンクは速やかに削除しましょう。
⚠️退職したスタッフの施術写真について
退職したスタッフが施術したスタイル写真をHPに掲載し続けるかは、事前にルールを決めておくのがベスト。入社時の契約書に「在籍中に撮影したスタイル写真の著作権はサロンに帰属する」旨を明記しておくと、退職後のトラブルを防げます。
新しいスタッフが入ったとき
新人スタッフの紹介は、少し待ってからのほうがいいです。入社翌日にHPに載せて、1週間で辞められたら更新が二度手間になります。目安としては、試用期間を終えたタイミング(1〜3ヶ月後)がおすすめです。
紹介ページに載せる情報は「名前、得意な施術、ひとことメッセージ、写真」の4点で十分。経歴は書きたいスタッフだけ書けばOK。新人の場合は「笑顔でお出迎えします!」みたいな親しみやすいメッセージのほうが、お客様の緊張をほぐします。
退職→入社が重なったときの見せ方
スタッフが1人辞めて1人入る。このとき、HPの印象が「スタッフ減った?」にならないようにする工夫が必要です。
- スタッフ紹介ページの並び順を、役職や入社順ではなく「得意なスタイル」で分類する(人数の増減が目立ちにくい)
- ページ上部に「チームで◯名のスタイリストが在籍しています」のような記述を入れない(人数変動のたびに更新が必要になる)
- 退職者の削除と新人の追加を同時期に行い、「お知らせ」で新スタッフの紹介だけを明るいトーンで発信する
事前に備えておくべきこと
スタッフの入れ替わりは必ず起きるものです。そのたびにバタバタしないために、以下の準備をしておくことをおすすめします。
- 1スタッフ紹介ページのテンプレートを用意しておく(写真の撮り方、掲載する情報のフォーマットを統一)
- 2入社時にスタイル写真の著作権と掲載範囲について書面で合意を取る
- 3HPの管理画面を自分で操作できるようにしておく(制作会社に依頼すると更新に数日〜数週間かかることも)
- 4スタッフ紹介ページの更新手順をマニュアル化しておく(自分以外でも更新できるように)
お客様への伝え方
担当スタッフの退職は、指名客にとってはショッキングなニュースです。HPでの告知は基本的に不要ですが、指名客には個別にLINEや電話で「◯月で退職いたしました。後任の△△がしっかり引き継ぎますので…」と連絡するのがベストです。
HPやSNSで「◯◯が退職しました」と大々的に告知する必要はありません。むしろ「スタッフがコロコロ変わる店」という印象を与えるリスクがあります。既存客には個別対応、新規客にはスタッフ紹介ページを最新に保つ——この使い分けが大事です。
💡まとめ
スタッフの入れ替わりは避けられない。大事なのは、HPの更新が後手に回らないように仕組みを整えておくこと。特にスタッフ紹介ページと指名予約の導線は、退職当日〜翌日に対応しましょう。
